就任のご挨拶

ふじのくに大使館公使（静岡県東京事務所長）
若梅 真樹

静岡県人会の皆様には、日ごろから「“ふじのくに”静岡」の発展のために御尽力を賜り、厚くお礼申し上げます。

私こと、このたびふじのくに大使館公使（静岡県東京事務所長）に就任いたしました。大任ではございますが、皆様方の御支援・御協力をいただきまして、全力を傾注して重責を果たしたいと思っておりますので、よろしくお引き立てを賜りますよう、お願い申し上げます。

静岡県人会におかれましては、120周年を迎えられますともに、一般社団法人に組織改正をされました。長い歴史を支えてこられた皆様のご尽力に心より敬意を表しますとともに、若者層などの新たな会員を増やしながら、ますます活発な事業展開をされていくものと期待しております。

さて、今年は2004年の国際園芸博覧会開催後10周年にあたり、全国有数の花の生産を誇る「花の都」を全国に発信する機会として、3月より浜名湖ガーデンパークと浜松フラワーパークにおいて「浜名湖花博2014」を開催しているところです。
来場者の皆様には、チェルシーフラワーガーデンショーで5度、ゴールドメダルに輝き、世界的に著名な石原和幸氏の庭園「Togenkyo」をはじめ、豊かな庭園文化、会場を覆い尽くす数々の草花、ステージイベントなどを楽しんでいただいており、目標80万人のところ、非常に多くのお客様にご来場いただいたところです（5月5日現在で、60万人を突破）。
県人会の皆様も、また、皆様のご友人やお知り合いの方々にも、是非、会場まで足をお運びいただき、心やすらぐ花の世界でひとときをお過ごしいただければと存じます。

また本県は、日本一を誇る豊富な食材やお茶、全国トップの日照環境、豊かで清らかな水や森など、人々を惹きつける魅力的な地域資源に恵まれております。新東名高速道路等の高規格幹線道路網の充実により、災害に強く、安全で安心な地域として発展する可能性も高まっています。
こうした「場の力」を生かし、県では、食、茶、花、太陽、水、森林(もり)の都と、「“ふじのくに”の都づくり」を進めるとともに、防災・減災と地域成長の両立を図る地域づくり「内陸のフロンティア」を拓く取組により、安全・安心で美しい、新時代の魅力ある地域づくりを目指しています。

私どもふじのくに大使館（静岡県東京事務所）では、こうした取組を進めていくため、国内外に広く「“ふじのくに”静岡」の魅力を発信しつつ、首都圏で活躍されている県人会をはじめとした関係の皆様とのネットワークの強化、新たな静岡県ファンづくりに努め、本県の成長と発展に貢献したいと考えております。

このような活動には、最大の「ふじのくに応援団」である静岡県人会の皆様の御協力が不可欠でございます。皆様方には、今後とも御指導・御鞭撻を賜りますようお願い申し上げますとともに、県人会のますますの御発展と会員の皆様のさらなる御活躍を心から祈念申し上げまして、就任の御挨拶といたします。