静岡県人会ホームページに寄せて
1894年の設立以来、貴会は、首都圏で活躍されている方々を中心として、経済界を始め、文化、教育など幅広い分野で、本県出身者の交流の輪を拡大されています。そのネットワークを活かし、富士山世界遺産登録に向けたメッセージ募集やふるさと納税の呼びかけ、各種の県政PRに御協力いただくなど、日頃からその活発な活動により、本県の発展に大きく寄与いただいておりますことに、厚くお礼申し上げます。
本県では、現在、県民幸福度の最大化を目指し、「県民の県民による県民のためのマニフェスト」、すなわち「富国有徳の理想郷“ふじのくに”のグランドデザイン」の実現に努めています。主な重点領域としては、1)南海トラフ巨大地震に備える地震・津波対策、2)防災・減災と経済成長を両立させる「内陸のフロンティア」を拓く取組、3)雇用創造、4)エネルギーの地産地消、5)子育て支援、6)教育再生、7)「健康寿命日本一」の医療体制と健康づくりの推進、8)障害を持つ方に特段の配慮をし、誰もがいきいきと暮らせる福祉の増進、さらに、本県の豊かで多彩な地域資源を活用した“ふじのくに”の食、茶、花、太陽、水、森林(もり)の都づくりなど、全国のモデルとなり、明るい未来を信じられる地域づくりに取り組んでいます。
富士山の世界文化遺産登録を機に、富士山が日本の国土の中心にあるという見方が広まるでしょう。また、国内外からの注目度も高まり、本県を訪れる人々も増えるでしょう。日本のシンボルを抱く誇りと自覚をもち、皆様のお力を借りながら、富士山のごとき高い志をもって、「住んでよし 訪れてよし」「生んでよし 育ててよし」「学んでよし 働いてよし」の富国有徳の理想郷“ふじのくに”づくりに邁進してまいります。
静岡県人会の皆様にも、一層の御支援、御協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。