11月17日(月)日本橋劇場に於いて、静岡県人会相談役で、八代・芳村伊十郎様※1が家元の会「堀留会」の公演がありました。
綺麗どころの女子門弟中による「風流三番叟」(ふうりゅうさんばそう)を皮切りに「外記猿」「風流船揃」「老松」「賎の苧環」(しずのおだまき)※2「紀州道成寺」と六番組、素晴らしい長唄、三味線、笛、太鼓の演奏でした。皆様もぜひ日本の伝統芸能をご観賞ください。心落ち着く風流な時間が流れます。
※1・・・芳村伊十郎(よしむらいじゅうろう)は、長唄の唄方の名跡。
※2・・・「賎の苧環」(しずのおだまき)源義経の愛人だった静御前が、吉野山で義経と悲しい別れをして、鎌倉へ来るまでの道行きがあり、その後、鶴ヶ岡八幡宮の社の前で、頼朝に所望され白拍子の舞いを披露します。しかし、捕らわれの身でありながらも、義経を恋慕い、その恋しい人の身の安全を祈ったため頼朝の不興をかった古事を唄ったもの。