平成24年度 第三回文化講演会
5月12日 13時~16時30分
会場:サッポロ銀座ビルスターホール

文化教養部主催第三回文化講演会は前二回の講演回とは開催時期が異なり「コンサート春虹」と銘打って初めて春に開催されました。
構成は前二回と同様講演、芸能、懇親の三部作で県人会あげての協力の下、所期の目的である東日本大震災で保護者を失った子供たちへの支援金もまかなえる収益を上げることが出来ました。ご協力頂いた皆さんに心から感謝いたします。
会は佐野理事長、森山文化教養部長の挨拶で始まり次の三部がつつがなく執り行われました。
【第一部講演】
「医薬品産業を取り巻く環境と製薬会社の成長戦略」
アステラス製薬
広報部長河村真氏

こと健康に関するお話であり、スライドを使った巧みな話術に多くの参加者の皆さんが熱心に耳を傾けていました。
薬の急速な進歩発展に伴い、残る難病に対する新薬の開発に対し世界の製薬会社がしのぎを削り多額の資金を投じている現状には敬意を表するとともに、一方その環境の中でも大きな利潤を上げているのには驚かされました。
保健制度がどうあるべきかについても深く考えさせられました。
【第二部音楽】
静岡の蒼き星
松原健之の世界
ときめきはバラード
金沢望郷歌など

袋井市出身の松原歌手は話術も巧みで飾らない人柄は多くの参加者の皆さんに好感を与えました。特に金沢望郷歌を歌ったときはこの持ち歌が静岡望郷歌でないことを何度も気にしていました。歌手ご本人の静岡県人意識の強いことが随所に感じられました。所属するプロダクションも彼の意を体し静岡県出身のホープとして育て上げることも必要ではないかと思いました。
<松原健之歌手のプロフィール>
静岡県立袋井高校出身
五木寛之原作脚本の舞台「旅の終わりに」に抜擢
2005年テイチクエンターテイメントよりデビュー
NHK歌謡コンサートに出演
2010年雪、2011年歌の旅人(ラジオ深夜便)に出演
【第三部懇親会】
第三部は恒例の軽食とドリンクによる懇親会です。
それぞれテーブルを囲みながら音楽会の余韻を楽しみました。

最後は作家の三戸岡相談役の中締めの挨拶で文化教養部主催の「コンサート春虹」は成功裏に幕を閉じました。
ご協力頂いた会員の皆さん、様々なご配慮を頂いたサッポロ銀座ビルスターホールの皆さんに深謝いたします。