県人会情報

2013/04/01
カラオケ愛好会報告

愛好会

 

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 カラオケの楽しさを県人会の皆様と共に
          静岡県人会カラオケ愛好会世話人     太田精一

 カラオケ好きの侍四人と三人の撫子が、新橋のビッグエコーに集まった。
その雄姿と艶姿を写そうと一人のカメラマンが加わった。総勢八人による賑やかで楽しい歌の競演であった。
 春まだ浅い三月四日、桃の節句の終わった翌日である。外は、冷たい風が吹き、道行く人の姿は、まだ冬の名残を留めている。
 それに引き替え、カラオケボックスの中は、熱気にあふれていた。
 それぞれ思い思いに自分の持ち歌を順番に歌って行く。軽快で楽しい歌から恋人や肉親との別れを歌った悲しい歌まで多種多様である。
 いずれの歌も思いが込められ一つ一つに情感が溢れていた。上手下手の評価にとらわれることなく、自分の心情を歌に託して、歌の世界に没入し、楽しんでいた。カラオケの楽しさは、人の歌を聴く楽しさもさることながら、歌う楽しさにあるようだ。日頃の鬱憤を晴らし、ストレスを発散させてくれる魔力が歌には秘められている。
 だから歌うことは楽しいのだ。
 だが、伴奏もなしにただ歌うだけではつまらない。音楽に合わせ伴奏を聞きながら歌った方が、何となく声も体もリズムに乗り、楽しい歌は楽しいように、悲しい歌は悲しいように、自然と聞こえるようになる。
 また、歌に伴奏を付け一人歌うだけでは、何か物足らない。
 そこに仲間がいれば一層楽しく、歌を通してお互いに心を通い合わせ、連帯感も強まる。
時には、その仲間と一緒にデュエットや合唱をするのもまた楽しい。
 今回の静岡県人会のカラオケ会を通じ、独唱の楽しさ、声を合わせて歌う楽しさ、人の歌を聞く楽しさを味わうことが出来た。
 プロ並みの歌唱力で「無法松の一生」を歌った藤原さん。語りの部分で独特の冴えを見せた講談師神田さんの「瞼の母」の素晴らしい歌声。リズム感溢れ、迫力ある歌声で「雨の御堂筋」を歌ったプロ歌手の池谷さん。コミカルな曲「血液ガッタガタ」で皆を笑わせ楽しませてくれた三戸岡さん。「氷雨」を独特の唱法で切々と歌い上げた中山さん。透明感溢れる歌声で原爆の被災に耐える永井博士の心情を祈るように歌った「長崎の鐘」の安形さん。
 いずれも強く印象に残る歌であった。
 歌を愛し、歌を通じて仲間との触れ合いを大切にしたい会員の方は、是非ともカラオケ愛好会に加入され、一緒に楽しもうではありませんか。

 

 

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