清水を代表するホテルを目指して
「もっと清水らしさを大切にしていたら、この街の風景はどうなっていたであろうか。」
現在の町並みを眺めながら、ふとそう思うことがあります。
豊かな緑、美しい駿河湾、そして富士の霊峰を望むこの街の風景は
かつて多くの人々を魅了してきました。
私達は清水に生まれ、街と共に歩んだホテルとして、この街の魅力を発信する義務があると思うのです。
清水の歴史、会社の歴史
古来より清水は天然の良港・駿河湾を持ち、港町として栄えてきました。そこには東海道の宿場がおかれ、宿場町としても発展。多くの旅人がこの地で身体を休めていきました。
その中で私達ホテルクエストも、前身である「竹屋旅館」として1948年にこの地で創業。各界の著名人をはじめ、多くのお客様にご来館頂き、文字通り「清水を代表する旅館」として愛され、育てられてきました。
旅館ならではの日本的おもてなしと、地元を愛する心はこの時から今まで、脈々と受け継がれています。
客室を彩る緑とオレンジは、清水の象徴。
めまぐるしく変化する現代、日々新しいものにとって代わられる今だからこそ、歴史や自然、文化や価値観にもう一度目を向け、清水の魅力を伝えたい。
クエストは開業15周年を節目に全館の改装に着手。その際に、正にこの思いをコンセプトとしました。
客室のテーマカラーである「緑」と「オレンジ」
緑は静岡の名産「お茶」と竹屋旅館の象徴であった「竹」を表現。
お茶は世界に誇る名産、竹は「地元を忘れず、人に優しく」という創業者の思いを忘れないようにと。
オレンジは「静岡みかん」そして「清水エスパルス」に代表される街のシンボルカラー。
人を元気にするビタミンカラーとして、お客様への元気と街の活性化への思いが込められています。
富士山の先に、彼らが見たもの。
大宴会場の壁面モチーフには「三保海岸からの富士の稜線」を採用。
そのデザインは、かつてこの地で歌川広重が見た富士の稜線。今も名作として残る、広重が描いた富士の姿が、時を越えて宴会場に彩られています。
これは、街づくりを研究する京都大学院生との共同開発により生まれました。
日本の象徴である富士のスカイラインを見て、人生の節目を祝うこの場所で、もう一度自分自身の存在を見つめ直すきっかけを与えたい。
この稜線には、そんな思いが込められています。
豊かな自然が育んだ、極上の素材。
清水は豊かな自然に恵まれていることから、食材の宝庫でもあります。
新鮮な魚介類はもとより、甘みたっぷりの地場野菜や肉、美しい水で作られたお酒
ホテルレストラン「クオモ」ではイタリアンというスタイルでその魅力をお伝えしたいと思っています。
メニューは全て、料理人が一から手作りで作り上げたオリジナル。
美味しいものが溢れる現代においても、「思い」を伝える為には手作りでなければいけないと私達はそう信じています。
2010年からは医療機関と連携し、静岡健康美食「駿河湾レシピ」を開発。「美味しさ」と「健康」を両立した新しいおもてなし食を展開。
ここが、清水の街の「元気」や「文化」の発信源になるように。
思いを伝えていくのは「人」
いくら素晴しい設備を用意しても、思いを伝えるのは「人」と「人」。
最も大切なのは「人」であり、私達はこれからも教育によって思いを伝承していく必要があります。
私達の理念でもある「他楽」の精神。
そして地元を愛する気持ち。
崇高な思いを掲げながらも、私達はまだまだ未熟です。
皆様のご意見を頂きながら、一歩一歩成長して参りたいと思っております。
ホテルクエスト清水
住所:〒424-0816静岡県静岡市清水区真砂町3-27
TEL:054-366-7101
FAX:054-363-1231
交通アクセス:JR清水駅西口徒歩1分◆東名清水ICから車で10分
総部屋数76室 静岡イタリアンレストラン「クオモ」 宴会場3つ
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