特集

キラリ!静岡県人
2015/03/02掲載
本多厚美(ほんだ あつみ)メゾ・ソプラノ歌手

 

本多厚美(ほんだ あつみ)メゾ・ソプラノ歌手


浜松で生まれ、育ったメゾ・ソプラノ歌手の本多厚美です。
現在は、東京、神奈川、静岡で音楽活動をしながら、「浜松市やらまいか大使」として、浜松の魅力をまた音楽の魅力を国内外に広く発信できるよう努めております。



本多厚美 メゾ・ソプラノ歌手本多厚美 メゾ・ソプラノ歌手



私と音楽との出会いは、4歳でピアノを習い始めたことです。コンクールなどを経て得意のピアノの道を進むつもりでいました。高校の恩師から、「あなたは歌を演奏するために、生まれてきたのだから」と強く勧められ、ソロで歌っていこうと決め、大学を経て、二期会オペラに所属しました。

私の音楽人生について、ある人から「こんなに素晴らしい先生に習えるのは、きみの運だよ」と言われたことがあります。
ジューリアード音楽院のヴォイスの創始者のロレーヌ・ヌーバー女史、世界的伴奏ピアニストダルトン・ボールドウィン氏をはじめとし、多くの著名な演奏家たちと出会ったことで、30年間、毎年連続60回以上を越えフランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、ニューヨーク、ロンドンと世界各地で多くのディプロマを取得し、世界の一流アーティストたちと知り合いになりました。ダルトン・ボールドウィン氏からはエンターティメントになったと、毎年連続、秋は私のために来日してくださるボールドウィン先生のピアノ伴奏で「世界のLove Songs」リサイタルを開催しています。

演奏することで、演奏する楽しみ、演奏会のプログラム作りを学ぶことで、音楽に対する理解が深まり、音楽の素晴らしさを知りました。
演奏活動をしながら、また教えながら、音楽のジャンルを越えて、輪を広げていけたらと思います。

長年、外国で学んだことにより、日本人の発声の特徴がわかるようになり、グローヴァル・ヴォイス「アツミ・メソード®」という教授法を実践しています。これからも、ふじのくにのすそ野を広げるべく音楽で貢献できましたらと思っております。



 



昨年のプログラムから抜粋

アツミが奏でる多彩な愛の歌は、ドラマチックで、しかも繊細な表現力
今宵のプログラムは、「Atsumi Song Book」~愛の小径~。

幅広いレパートリーをもつインターナショナルなメゾソプラノ歌手アツミは、師ダルトン・ボールドウィンから「日本のシミオナート(注:シミオナートは世界的メゾソプラノ歌手)」と呼ばれている。30年間 フランス、オーストリア、スペイン、ポルトガル、イギリス、ニューヨークの各地に50回を越える渡航を重ね、国内外で演奏、研鑽を積んだアツミの 「世界のLove Songs」リサイタルは、今年22回目を迎える。

これまで「Love Songs」「Cabaret Songs」、「La Môme Piaf」、「Glorious Night」、「Viva L’Italia!」、「 Salut ὰ la France!」「Viva L’Espagna!」と幅広いレパートリーのプログラムで10か国以上400曲を歌った実力は、今年のリサイタル「Atsumi Song Book」に受け継がれる。真珠が長く連なるような繊細な歌声に加え、ダイヤモンドが輝くような円熟味の表現力は、今宵、聴衆を魅了するだろう。

今回のプログラムで、アツミは、世界の第一線で活躍する数々の名歌手と共演している巨匠ダルトン・ボールドウィン氏のピアノとともに、得意とする「カルメン」、「ママも知る通り」などのオペラ、珍しい本邦初演の曲などを披露する。



 



本多厚美/メゾソプラノATSUMI HONDA/Mezzo Soprano ~プロフィール~


本多厚美 メゾ・ソプラノ歌手

武蔵野音楽大学声楽科卒業、二期会オペラ研究科終了。1990年渡仏。

ニース国際アカデミー、ぺリゴール国際アカデミー、ザルツブルグモーツァルテウム、ロイヨモン、カーザ・デ・マテウス、パルマ、フランシスコ・ヴィーニャス等の数々のマスタークラスを修了、デュプロマを得る。

師事したロレーヌ・ヌーバー、ダルトン・ボールドウィンのもと毎年渡欧し、フランスを中心にヨーロッパ及びニューヨークにて研鑚を重ね、各地にて演奏活動を重ねる。ボールドウィン氏70歳のアニバーサリーコンサート、故フランス歌曲の巨匠ジェラール・スゼー氏のコンサート等に出演。

リサイタルに於いてはディヴィド・ハーパー、ダルトン・ボールドウィン、ジェフ・コーエン、アンドリアン・コックス等の著名なピアニスト達と共演。オペラでは、「カルメン」のカルメン、「蝶々夫人」のスズキ、「アドリアーナ・ルクブルール」のブイヨン公妃、「コシ・ファン・トゥッテ」のドラべッラ等の数々のオペラの多彩な役にて出演。「マタイ受難曲」「メサイア」「第九」「アルトラプソディー」「復活」などのアルトソリストなども努めるなど、バロック音楽からクラッシック及び現代オペラ、リサイタル作品など幅広い演奏活動を行なっている。

27年間毎年、フランス、オーストリア、スペイン、ポルトガル、イギリス、ニューヨークに渡航、年々その円熟味が増していくアツミ、25年間の師であるボールドウィン氏、ロレーヌ・ヌーバー女史(バーバラ・ヘンドリックス、ナタリー・デッセーの声楽コーチ)、ピエール・バレー氏(メトロポリタン歌劇場指揮者)からも、アーチストとしての完成度を認められ、優れた第一線のメゾソプラノ歌手として、お墨付きを得ている。
また彼女の目標とするインターナショナルなアーチストとして、現在、国内外で演奏活動を行なっている。その才能をもって歌うことの喜びに生かされ、なお、その驚異的な指導力をもって教える喜びを与えられ、正攻法の指導方法を創り、声楽指導に当たっている。新局面として、クラシックの弾き語りも交えながら、クラシック・クロスオーバーの音楽の楽しさを広げるべく、東京、大阪、静岡の各地で音楽の輪を広げている。

毎年の巨匠ダルトンボールドウィン氏とのリサイタル“Love Songs 世界のラヴソングは連続22回を超え、好評を得る。サントリーホールでは本年8回目を迎える。毎回彼女の特有な音楽のメッセージを アツミを愛する多くのファンに伝えている。情熱的かつ刺激的で ドラマチックな音質を備えた広声域のメゾヴォイスは師事したロレーヌ・ヌーバー、ダルトン・ボールドウィンはもちろんの事、ジェラール・スゼー、ジェフリー・パーソンズ、ディヴィド・ハーパー、ピエール・バレーなどからも高い評価を得ている。魅力はCD「My Dear Friends」「Love Songs」に、またコンサートプログラム「Broadway~Cabaret Songs」「La Mome Piaf」「Glorious Night」「Viva L’Italia」「Salut a la France」「viva L’Espagna」「Love SongsⅡ」にもおさめられている。

日本声楽発声学会、フランス歌曲研究会、横浜シティオペラ、東京室内歌劇場、東京二期会各会員。国際ソロプチミスト浜松、ふじのくに静岡大使、浜松市やらまいか大使。本多厚美インターナショナルヴォイスアカデミー主宰。2013年アツミメソード®取得。日本初インターナショナルヴォーカル・ディクションコーチ。

 

 

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