株式会社プリエール代表取締役
演劇プロデューサー
有本佳子(浜松市)
私は浜松市で生まれ育ち、高校卒業を機に上京しました。芝居の道に進みたかったので、短大へ行くことを口実に憧れの東京へ向かったのです。女優業は思い通りにいくことばかりではなく何度も挫折しましたが、たまたまあるドラマで浜松弁の方言指導に入ったことから、その時主演だった風間杜夫さんの所属事務所に入れていただくことができました。その後一度も「浜松弁」がキーになる作品には出会っていないので、私の人生で千載一遇のチャンスだったのかもしれません。浜松生まれでよかった!と本当に感謝しています。ちなみに私が好きな方言は「とんじゃかない(頓着しない、気にしない)」です。
30歳を過ぎた頃、縁あって制作サイドの仕事をしたところ、与えられた言葉で表現する俳優業より、自分の言葉で話すスタッフワークの方が自分に向いていると感じました。そこで俳優業はやめて舞台の制作・プロデュースに専念したのです。スキルアップするほどに、仕事量も責任の大きさもアップしてパンクしそうになりましたが、結婚と出産を経て、時間の使い方や仕事への考え方を見直すことができました。現在は親、兄弟、夫、娘に助けられながら、自分が本当に創りたい作品、家族に誇れる作品、多くの方が楽しめるエンターテイメント作品を作るべく、日々精進しています。
2013年に静岡県全域の演劇鑑賞会で『片づけたい女たち』という作品を上演させていただきました。その時、帰省ではなく仕事で地元に戻れるのはとても幸せなことだと感じました。何かもっと静岡県とつながることはできないか、自分でも役に立てることはないかと思うようになり、自ら調べてこの県人会に入会しました。少しずつお友達ができ、昨夏の交流会でチラシを配った舞台にはたくさんの方が観に来てくださいました。今後も更に輪が広がり、地元の学校での演劇指導、観劇会や演芸会のプロデュースなどが出来ることを願っています。
そしてこの夏、7/5(金)~17(水)赤坂にて、超人気シリーズ『世襲戦隊カゾクマンⅢ』を上演致します。地方公演もあり、静岡の近くですと8/11(日)に知立公演(愛知県)があります。「標準的な価値観を持つ」と言われている静岡で生まれたわりには、お転婆に育った私が作る楽しい舞台を観にいらしてほしいです。浜松弁でお声をかけていただけましたら幸いです!
【プロフィール】
有本佳子(ありもとけいこ)
1967年生まれ 静岡県浜松市出身
浜松市立高等学校、大妻女子短期大学卒業
株式会社プリエール代表取締役
2013年 岡山市民劇場賞スタッフ賞受賞
2016年~2018年 共立女子大学外部講師
【主な制作作品】
『世襲戦隊カゾクマン』シリーズ 出演:山口良一、熊谷真実、芋洗坂係長 ほか
『愛しのドラム~ザ・フルーツ2~』 出演:春風亭昇太、六角精児、中島淳彦 ほか
『厄介払い』 出演:渡辺徹、田島玲子
『霧島の花嫁』 出演:愛華みれ、重田千穂子 ほか
『片づけたい女たち』 出演:松金よね子、岡本麗、田岡美也子
『父よ!』 出演:平田満、ベンガル、徳井優 ほか
落語公演 出演:風間杜夫、松尾貴史、山口良一、三遊亭円楽、立川志らく、柳家花緑、柳家喬太郎
演芸公演 出演:ナイツ、阿佐ヶ谷姉妹、芋洗坂係長、ジャガーズ など
【直近の作品】
プリエールプロデュース『世襲戦隊カゾクマンⅢ』
[作・演出]
田村孝裕(ONEOR8)
[出演]
山口良一、熊谷真実、小浦一優(芋洗坂係長)、
西山水木、岡田達也、曽世海司、塚原大助、上田桃子、梨澤慧以子
田中真弓 / 山口智恵 ※Wキャスト
[日時]
2019年7月5日(金)~17日(水)
[会場]赤坂レッドシアター
詳細はこちらをご覧ください。
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