■みをつくし、歌碑万葉集
「遠江引佐細江のみをつくし吾を頼めてあさましものを」と万葉集に詠まれた「みをつくし」は昔の航路標識です。未来を確かに安全に導く町民の意思を細江町(現浜松市北区細江町)の町章に図案化し、湖上にレプリカを立て、町のシンボルにしました。
■姫様道中
いにしえの歴史を今に伝える「浜松市姫様道中」は昭和27年に初めて開催されて以来、今年度で61回開催されているイベントです。これは、江戸時代に姫街道を公家や大名の姫様が往来した様子を再現したもので、姫様の豪華絢爛な衣装をはじめ、時代考証に基づいた衣装を身にまとい、メイクをした参加者が100人程度の行列となり、街中を練り歩きます。
■白柳ネーブル
これは、細江町伊目に在住の白柳辰雄さんが、戦前に大玉性や豊産性に注目して加茂吾郎さんが育てた苗木と意志を受け継ぎ、執念で完成させたネーブルです。果実が大きく、香りが高く、酸味が少なくまろやかな品種です。 年一度、品評会にて選ばれた代表者1名の品が皇室に献上品として納められています。
■皇太子様訪問
皇太子ご一家が、初めて今の細江町を訪れたのは昭和43年(1968)年のことで、前年の秋に浩宮さまがお一人で社会勉強にご来町されたのがきっかけ。ご一家はその後、昭和58年(1983)年までの間、9回ご来町されています。ご遊泳やボート、地域住民とも交流され浜名湖の夏を楽しまれていました。お泊りになった施設があったことから、今の細江町内の西気賀にある五味半島は「プリンス岬」と命名されました。
(細江町のみではないですが、この地域全体での観光の一つです。)
■美しい風景
・初山宝林寺(浜名湖「湖北五山」のひとつ)
奥浜名湖エリアに位置し、国指定の重要文化財を有する5つの古寺。平安から江戸、そして現代への移ろい往く時代を見守りながら、いにしえの文化を色鮮やか伝えています。
その5つの古寺の中のひとつである初山宝林寺。この寺は、江戸時代初期の1664年に、明国から招かれた独湛(どくだん)禅僧により開創されました。明朝伝来の建築様式と仏殿と方丈は国の重要文化財に指定されている。人気の「金鳴石」へも是非お参りください。
連絡先 浜松市 北区役所 区振興課 TEL:053-523-1168 FAX:053-523-1907