第11回「德川賞」授与式
公益財団法人 德川記念財団は、公益活動の一環として、日本近世研究に貢献著しいすぐれた学術研究著作を表彰し、賞状並びに副賞として百万円を贈呈する「德川賞」を制定しております。その授与式が11月3日(日)霞ヶ関ビルでありました。
◎德川賞
『織豊期の国家と秩序』『豊臣政権の法と朝鮮出兵』
三鬼清一郎著(青史出版)
また、本年は「德川賞」に加え「特別功労賞」として次の著作が選定されました。
賞状ならびに副賞として五十万円が贈呈されました。
◎特別功労賞
『修験道の地域的展開』
宮家準著(春秋社)
授与式の席上、若手研究者を奨励する目的の第10回「德川奨励賞」受賞者5名の紹介がされました。
◎久保佐知恵(早稲田大学大学院) 「細川林谷の画業―旅と交友を中心にー」
◎酒井雅代(名古屋大学大学院) 「日朝『境界』からみる近世日本
◎高垣亜矢(御茶の水女子大学大学院)「近世の皮革流通と地域社会」
◎長坂良宏(学習院大学大学院) 「近世摂家の特質と朝幕関係」
◎矢森小映子(一橋大学大学院) 「藩士の洋学受容に見る19世紀前半の社会
-田原藩家老渡辺崋山を中心に」