静岡商工会議所 静岡伝統芸能会の支援で誕生した
新人芸妓の「真琴さん」・「ねね子さん」・「小町さん」
大正時代から昭和にかけて、芸妓の数も一時は駿府300人、江尻・清水に150人と地元清水港の発展とともに、大いに賑わいを見せ、一大花街を形成しておりました。しかしながら、高度経済成長期も終わりを告げる、昭和40年代後半になりますと、今までの好景気も陰りを見せ始め、芸妓さんの活躍する機会が徐々に減り、それに伴い人数も減ってきました。
また、バブル経済崩壊や、リーマンショックなどの影響により、芸妓さんの数も遂には10名を切るなど、存続の危機に追い込まれそうになりました。
しかし、この状況を何とかしようと、行政機関の「静岡市」と地元経済界の「静岡商工会議所」とが連携をしまして、芸妓文化の継承と新人発掘を主たる目的とした、支援組織であります「静岡伝統芸能振興会」を平成24年4月に起ち上げました。
現在、設立3年目を迎えその間に、先日お披露目をさせていただきました「小町さん」を始め、3名の新人芸妓(半玉)が誕生し、先輩芸妓のお姐さん方とともに、市内で開催される様々な業界の全国大会や、国際会議における歓迎事業、芸妓文化の普及や振興を図るための鑑賞会などで活躍しています。
静岡商工会議所 産業振興部
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