特集

温故知新
2014/10/01掲載
印刷博物館(Printing Museum, Tokyo)

 

印刷博物館(Printing Museum, Tokyo)


印刷博物館は、凸版印刷株式会社の創立100周年記念事業の一環として、2000年10月に開館した、印刷を総合的に扱った本格的な博物館です。長い歴史の中で、コミュニケーション・メディアとして、社会や文化、歴史を支えてきた印刷の役割や意義、ならびにデジタル化の進展により大きく変わりつつある印刷の現在の姿を紹介しています。開館から14年目を迎えますが、これまでの来館者数は42万人を超えました。



博物館エントランス

博物館エントランス

プロローグ展示

プロローグ展示

総合展示

総合展示


施設は、1階(無料スペース)と地階(有料スペース)から構成されています。1階には、P&Pギャラリー、ライブラリー、ミュージアムショップがあり、地階には、プロローグ展示ゾーン、総合展示ゾーンをはじめ、印刷工房やVRシアター、グーテンベルクルーム(研修室)があります。地階の総合展示では、「印刷との出会い」、「文字を活かす」、「色とかたちを写す」、「より速く、より広く」、「印刷の遺伝子」の5つのブロックによって、印刷の歴史を紹介しています。主な展示資料としては、徳川家康が鋳造させた駿河版銅活字(重要文化財)をはじめ、百万塔陀羅尼、グーテンベルクの『42行聖書』(原葉)、『解体新書』など古今東西の印刷史料があります。また企画展示では、「江戸時代の印刷文化-家康は活字人間だった!!」や「ヴァチカン教皇庁図書館展-書物の誕生:写本から印刷へ」など、これまで21回の企画展を開催しており、1階P&Pギャラリーでも、主に印刷の現代の姿をテーマに、さまざまな印刷表現を紹介する展覧会を開催しています。



企画展「江戸時代の印刷文化-家康は活字人間だった!!」

企画展「江戸時代の印刷文化-家康は活字人間だった!!」

ギャラリー(「世界のブックデザイン」展)

ギャラリー(「世界のブックデザイン」展)


こうした展示活動だけでなく、印刷工房における活版印刷の体験や、ワークショップ、講演・講座などによって、小・中学校の学習活動、大学・専門学校の授業、企業の研修といった教育・普及活動にも力を入れています。特に小・中学校の学習活動では、地元の小学校との連携による総合学習活動を2001年より継続して行っており、教育活動を通り越した地域貢献活動の面でも大きな成果を上げています。



印刷工房

印刷工房

駿河版銅活字(重要文化財)

駿河版銅活字(重要文化財)

百万塔陀羅尼

百万塔陀羅尼

グーテンベルク『42行聖書』(原葉)

グーテンベルク『42行聖書』(原葉)

『解体新書』

『解体新書』




印刷博物館(Printing Museum, Tokyo)


〒112-8531
東京都文京区水道1-3-3 トッパン小石川ビル
電話:03-5840-2300(代) ファックス:03-5840-1567

http://www.printing-museum.org

開館時間:10時~18時(入館は17時30分まで)
休館日:毎週月曜日(ただし祝日の場合は翌日)、年末年始、展示替え期間
※詳しくはホームページを見るか、直接ご連絡いただきますようお願いいたします。

 

 

お問い合わせ 03-3265-3933

 

一般社団法人 静岡県人会

〒102-0093
東京都千代田区平河町2-6-3
都道府県会館13階
静岡県東京事務所内
TEL:03-3265-3933
FAX:03-3265-3933